JR大津駅付近の石垣が崩れる
2010年6月19日の早朝、JR琵琶湖線(東海道本線)の大津駅付近の
石垣が崩れたそうです。
家にいてて、ツイッター(twitter)で列車の運行情報を見ると琵琶湖線の
京都・大阪方面への電車が10~15分ほど遅れているとの情報で、
理由が大津駅~山科駅での線路の石垣が崩れてとということであったので
どのあたりだろうかと心配になり、見に行くことにしました。
よろしければ続きをどうぞ
当日の状況をお知らせする新聞記事です。
石垣が崩落、ダイヤ乱れるJR大津駅付近
記事によると、電車に乗っていたお客さんが石垣が崩れているのに気がつき、
乗務員へ伝えたとなっています。
私も電車に乗っているときは車窓に常に気にかけていますが、この場に遭遇
したときにお伝えできたかどうかわかりません。
崩れた石垣は、JR大津駅から山科駅へ少しばかり進んだところでした。
この線路沿いにある、小道のがけ下です。
最初に見に行ったときには、まだ現場確認中です。
土曜・休日ダイヤであったのでそれほど本数は多くありませんが、それでも
大津駅4番乗り場に発着する電車があります。その線路を使用する列車は
すべて3番乗り場から発着するように変更されていました。
前後の電車の間隔が詰まってきているので、10~15分程度の
遅れが発生していました。
草津線から直通してくる普通列車です。
この後すぐに新快速電車が続いてきます。
ここで用事があったので、いったんこの場所から離れて、
午後の夕方近く、列車の運行情報を見ると、琵琶湖線の列車の遅れが
解消されていたので、ある程度復旧したのかなともって、もう一度、現場へ
訪れてみます。
国道沿いから歩いていくと、貨物機関車のいつもとは違う長い警笛が
聞こえたので、おや?と思って駆けつけたものの、もう貨物列車はトンネルの
中へ入っていました。
フェンス越しなのでうまく撮影できませんでした。
ここの場所を訪れたのは、琵琶湖線(東海道線)の線路の生い立ちが
あって、大正10年8月1日に東海道線京都~大津間が今の線路に
なったとき、まず初めに開業したのが今は、京都・大阪方面への
線路となっている2線です。
山科駅近くにある橋梁のプレートがその生い立ちを語っています。
もう一度、JR大津付近に戻ると、京阪京津線の線路の下を
通っているトンネルの造りでもはっきりとわかります。
1954年に発行されて、最近になって復刻発売されている書籍。
汽車の窓から
この本、東京駅から大阪駅までの間、東海道本線の車窓を写真でつづっています。
大津駅付近も一枚の写真が掲載されています。
ちょうど、汽車の窓から国道の橋梁、京阪京津線をくぐるトンネルへ入る直前の一枚です。
汽車の窓からは、今回崩れたところとは違いますが、おなじころに建造されたはずの
石垣が写っています。
話を元に戻します。
夕方に石垣が崩れたところを眺めると、重機などが入って、応急処置が施されて
いました。
列車の通過に注意しながら作業は進んでいます。
そうこうしているうちに、ブルーシートが用意されて、崩落現場を
覆うようにかぶされはじめます。
ブルーシートがかけ終わったところで、いったん作業が終了するのか
作業員の皆さんが引き上げていかれました。
19日の土曜日はここで、大津駅から離れたので、その後はどうなっているのか
わかりません。
大正10年8月1日に線路変更によって誕生し、ずっと列車の往来を見守ってきた
石垣がなぜ今回崩れたのかわかりません。ただ、周辺の石垣も含めて恒久処置
を行うときには姿が変わってしまうかもしれません。
安全のためには致し方ないことだろうとおもいます。
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