企画展「車石」~大津市歴史博物館にて開催中
大津市歴史博物館にて企画展 車 石(くるまいし)-江戸時代の街道整備- が
開催されています。
京阪電車京津線が走っている、走っていた区間と重なり、いろいろと興味がありましたので
楽しみにしていました。
企画展内の写真はありませんがよろしければ続きをどうぞ
車石とは現在の大津から京都三条までの間、東海道の街道に荷物を運ぶ牛車のために
石を敷き詰めていたものです。
詳しいことは企画展をご覧いただければと思いますが、明治の頃に敷き詰められた石が
撤去されて、その後あちこちに引き取られて、それが現在に至るまで残されて、後世に
その存在を伝えています。
車 石(くるまいし)-江戸時代の街道整備-の関連図録が今回も発売されていて、
数多く残されている車石のありかを教えてくれています。
さて、以前弊ブログでは2010年5月に京都市水道局の蹴上浄水場一般公開の
帰り道、京阪京津線の線路跡をたどっていく記事を書いています。
京阪京津線廃線跡を歩く~九条山から日ノ岡まで2010年5月16日記事
ここで、日ノ岡付近にある車石のモニュメントや石碑についていろいろと写真を撮って
ご紹介しました。
今回の企画展「車石」を見て、そのときの私の知識がなんて浅いものだろうかと恥ずかしい
思いに至りました。このブログ記事で書いたいたときに「なんなのかな?」と疑問に思って
いたことは、企画展の展示ですべてが氷解することとなりました。
さて、企画展では車石・車道研究会の皆さんが会場につめておられて、貴重な教えを
頂くこともできて、私が一番驚いたのはこの石碑でした。
2010年5月に見たときは「紀念」となっているところなどしか見えていませんでした。
この石碑は、そんなところに着目するのではなく、長い1本の車石であったこと、
牛車が長年にわたって歩み続けて磨り減った石であることを見るべきだったということを
知ったときは本当に頭をはたかれたような衝撃を受けました。
私は従来より京都~大津間の事しか着目していなかったのですが
この車石が鳥羽街道や竹田街道など現在の京都市内の街道にも設置されている
事など、知らないことばかりで、とても私にとっては勉強になる企画展でした。
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