阪急正雀工場 保存車両撮影会にいってきました
2012年11月23日 阪急電車鉄道ファンクラブの会員限定の撮影会が
阪急正雀工場にて開催されましたので、事前に申し込み出かけてきました。
普段は正雀工場にて保管されている車両の撮影会でした。
よろしければ続きをどうぞ
阪急正雀工場の撮影会、午前と午後の2回に分けて開催されました。
私が申し込んだのは午後から始まる分です。
阪急河原町駅から正雀工場へ向かいます。
その前に、河原町2号線から行楽シーズンに近年運転されている
嵐山行き直通列車の列車案内が見えましたのでその列車を撮影していました。
普段は梅田~河原町間の普通列車が高槻市折り返しとなって2号線が
日中は閉鎖されることの多い河原町駅ですが、久しぶりに活気付いています。
さて、本題へ。特急で茨木市へ向かい、後続の普通に乗り換えて、正雀駅に
降り立ちました。
元気に走っているうちに最古参となった2300系にも記録しておきたいものです。
参加証となっているハガキを受付にてお渡しして正雀工場へ入ります。
春と秋に申込み制で開催されているレールウェイフェステバルとは
違って静かな構内です。
ここで入場を待っている間に雨が小雨から傘がいらない程度になって
くれました。
入場すると保存車両だけの撮影かと思っていたら、正雀工場に技術保存されて
いるカットモデルなどの撮影も出来るとあって、私は先にカットモデルのほうを
見に行きました。
私が子供のころによく読んでいた保育社刊カラーブックス「阪急」では
宝塚ファミリーランドにあった鉄道館に保存されていたカットモデル。
ファミリーランド閉鎖後は正雀工場にて保存されています。
920形の先頭部です。
大阪梅田-神戸三宮を疾走した特急車です。
こちらはP-6の先頭部
新京阪の車両ですが阪急が保存してくれています。
P-6にはもう1両、動態保存されている116号車があります。
そちらでは近づいてみることが叶わないのですが、この101号車では
P-6特有の貫通幌をじっくりと観察することが出来ました。
こちらは能勢電鉄の創業時の車両です。
こんなパネルもありました。
後ろに見えていたのは300形半鋼車。鋼板と木材を使用した過渡期の
車両が要所が分かるように保存されています。
古い車両になればなるほど、荷物だな等にも意匠を凝らした金具が
たくさん見受けられます。
阪急マルーンの車両たちの中で黒一色なのが、阪急電車の電気機関車です。
運転台にも入ることが出来ます。
東洋電機製のコントローラーがありましたので新京阪が製造した車両です。
こちらは神戸線・宝塚線で活躍した800系。運転台の部分のみが保存されています。
神戸・宝塚線と京都線では今なお電気部品のメーカが異なっていて、
神宝線では東芝製となっています。
阪急初の高性能車1000系列もカットモデルとして主に室内を中心に
残されていました。
阪急電車の特徴でもある内装の木目調。
仕上げの手順が紹介されていました。
こちらは外板。阪急マルーンが仕上がる手順です。
このほかには戦時中の規格型電車を導入したために阪急電車としては
数少ない上昇窓を持つ車両。京都線系統に導入された700系の窓が
残されています。
上昇窓です。
ぐっと年代は下がって、阪急初の冷房車5200系のカットモデルです。
窓ガラスなども含めて綺麗に切断されています。
どのような作業なのかは気になります。
切られた車両を見るのは少し悲しいので、カメラのファインダーからは現役
車両のような構図を探しました。
ここまで来て、やっと本来の目的である保存車両の撮影に向かいました。
右から900形、100形P-6、600形です。
左から1形 10形P-4 です。
1形 箕面有馬電気軌道が開業時に建造した車両です。
同じグループの車両が京阪京津線四宮車庫火災のときに応援にかけつけて
後年、石山坂本線で活躍した仲間がいます。
10形 北大阪電気鉄道が建造した車両です。
600形 神戸線で活躍した車両で、日本で初の全鋼製の車両です。
川崎造船所で建造された車両が、川崎重工で保存されていましたが
再び阪急の元に戻ってきました。
この保存車両のなかで、唯一稼動できる車両100形P-6です。
稼動の印、パンタグラフが上がっています。
お天気は曇り空でしたが、車両はまぶしく輝いていました。
さて、最後はこれら保存車が行きかった阪急梅田駅。
先日全館オープンされたとのことで、記念のヘッドマークが電車に付いています。
旧阪急梅田駅があった場所は綺麗に整備されていたものの以前と
雰囲気が変わっていませんでした。
とても参加して心からよかった思える撮影会でした。
企画された皆様ありがとうございました。
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