京阪京津線800系試運転列車 塗装変更前最後の検査出場
2017年3月13日にニュースリリースとして
京阪大津線の各車両の塗装を京阪線の車両と同じものに
変更していくとの発表がありました。
海外出張中でしたがWEB上でこのニュースを知ったときには
本当に驚きました。
そして、現行の塗装としては最後の検査
出場となったのが京津線の800系。
試運転列車に出会う事が出来ましたので
その様子をご紹介します。
京阪京津線800系の検査出場の試運転。
800系が営業を始めて今年で20年。
忘れもしない1997年10月12日の初発列車。
京都市役所前行きの初列車。京阪浜大津駅での
テープカットの様子です。
京阪電車なのになぜ緑のツートンカラーじゃないのかと
思ったデビュー当初の800系。
前夜に京阪山科~御陵間
の線路着替え地点で三蒸発の最後の準急が一旦停止して
警笛を鳴らして通過したときからまだ数時間たったばかり。
初めて乗車する800系。出発式のあと、浜大津交差点へ
進入していくときに、260形や80形と同じ電子警笛が
響き渡ったときは、まさか同じ音が鳴るのかと、涙した覚えが
あります。
話がそれましたが、そんな10月12日早朝から今年で20年。
まさか再び緑のカラーリングに京津線も石坂線も統一される
とは思っても見ませんでした。
本題に戻って試運転の列車と遭遇する機会はほとんど無くて、
20年目にして今回が2回目です。
塗装変更が発表されたので、800系803-804号車編成が
登場時の塗装で検査出場した最後の編成となりました。
検査出場した後の試運転では通常は走行しない、
石坂線近江神宮前~坂本間で行われます。
この試運転列車の800系最初に出会ったのは
もう10年も前の事になります。
この頃はブログの書き方も少し違っていましたが・・・。
しかしながら、このときは途中の駅で
坂本駅から折り返してくる800系試運転列車を
撮影したので、
坂本駅に止まる800系の姿はとうとう一度も見ることは
私にとっては機会がありませんでした。
2017年3月30日
かかりつけ医院の受診もおわり、調剤薬局へ行こうとして
皇子山駅で列車を待っていて、列車接近案内が流れてきて
乗車位置に移動しようと頭を上げたら、800系試運転列車が
駅に近づいてくるところでした。
もう、薬局へ行くことなど忘れてしまって、後続の列車に乗って
追いかけることにします。
浜大津駅では折り返し線に入って京都方面へ出発していく
準備をしているところでした。
浜大津駅へ入線。
間近にみる「試運転」の表示を撮ろうと一生懸命に
なっていました。
止まっている時間もあまり無く、京都方面へ向けて
列車が出発していきます。
交差点での信号待ちの間に。
何枚かとったのですが、すべてLED表示「試運転」の文字が
途切れてしまったのが、残念な限りです。
「浜大津」という駅名も改称される事が発表されています。
お互い駅名も塗装も過去のものとなってしまいます。
この記録も私には最初で最後の機会でした。
ここで見送って薬局へ行ってその帰り道。当てはないけど、
行ってみようかと京津線に乗って京都方面へ。
四宮駅で再び800系803-804号車の編成を見かけました。
検査出場後の美しい姿を見るのもこれが最後かと
思っていろいろと撮影していました。
写真を撮っている間にレールと車輪のきしみ音を緩和させるための
スプリンクラーが作動し始めました。
そうしたら気がついていなかったのですがもう運転士さんたちが
乗車されていて、四宮駅の車庫の引き上げ線へ転線が始まり
ました。
803-804号車編成。前照灯がこれまでの電球からLEDに
変わっているようにみえました。
引き上げ線から四宮駅へ転線。
四宮駅3番のりばで一時停車中の試運転列車。
発車合図と共に試運転列車が動き始めます。
このときは浜大津方面へ向かっているものとばかり
思っていて、そのつもりで見送っていました。
それが、良く見ると、あれ?引き上げ線へ向かっているのかと。
慌てて追いかけました。
定期列車を待避する試運転列車。
引き上げ線から四宮駅1番のりばへ転線してくる様子です。
振り返ったときにはこの日が最終営業日だった水の路ラッピングの
800系車両とすれ違っていました。
出発に向けて時間調整中の800系試運転列車。
もう2度と見ること無い、この塗装の800系試運転列車。
心ゆくまでじっくりと観察しています。
四宮駅での京都方面行き仕立て列車の発車合図を
うっかり記録するのを忘れてしまいました。
800系試運転列車が出発していきました。
さて、このあと試運転列車は御陵で折り返してくるだろうかと
思って次の京阪山科駅で待っていました。
昼間に京都市営地下鉄線内を試運転することは無いのでは?
と勝手に想像していました。
が、浜大津方面行きの定期列車が京阪山科駅に到着するのを
みて、はて?どこへ行ったのかというのと、地下鉄線内での
案内表示はどうなっているのだろうかと思い出すと
次の列車までの15分がとても長く感じられます。
途中ですれ違わないだろうかとヒヤヒヤしながら
列車の最後部から観察し続けます。
御陵駅に到着。
すぐに醍醐・六地蔵/浜大津方面行きのりばへ
急ぎます。
間に合った!という思いと、こんな表示になっているのか!
という驚きやら、様々な思いがこみ上げてきます。
「試運転」という列車案内表示です。
地下鉄御陵駅と分かる路線案内図と共に。
まもなく、試運転列車が御陵駅に到着します。
停車中の試運転列車。
ホームドアがついている御陵駅ではなかなか
写真記録がしづらいですがそれでも何とか
探してみて。
列車が出発していきましたので
最後にここぞ!とばかりにシャッターを切りました。
このあと、次の定期列車に乗って京阪山科駅で
下車して遅めの昼食をとりました。
800系試運転列車。私の生涯では2度の出会いで
終わることになりましたが、1回目は先にも書きましたが
10年前。
2007年1月27日の夕刻に出会っていました。
先にも書きましたが、京阪電車なのになぜ
緑のツートンカラーじゃないのかと思った
デビュー当初の800系。
昨日まで三条まで乗務していた運転士さん車掌さんが
御陵駅で降りて交代されていく際にバタンと大きな音を
立てて閉める800系乗務員扉。そんな思い出の
800系もこれから数年で色が変わっていくのかと思うと
大げさに言うと時代が終わるような感じです。
« またしばらくお休みします | トップページ | フィリピン航空 約12時間遅れる・・・。 »
「趣味」カテゴリの記事
- 京阪特急70周年記念展示を見に行ってきました(2020.10.05)
- 国勢調査2020 PR電車 京阪石坂線(2020.09.22)
- 駅から戦国城めぐり 京阪石坂線 お城EXPO(2020.09.22)
- 京阪グループ110周年記念マーク(2020.08.15)
- 大津市 自動運転バスの実証実験 バスに乗ってきました(2020.07.19)
「鉄道」カテゴリの記事
- 京阪3000系プレミアムカー連結前の活躍(2021.02.20)
- 京阪電車 京阪線朝通勤時の女学生児童優先列車の終焉(2021.02.14)
- 京阪大津線700形旧塗装ラストラン~2021.2.1(2021.02.01)
- 2020年は新快速運転開始50周年でした(2020.12.31)
- 京阪5000系 5扉運用終焉へ(2020.12.30)
コメント