京阪大津線80形復刻塗装の700形ラストラン~2020年3月
2019年~2020年早春のころ、ほとんどいつものような記録が
出来なかった京阪大津線の車両。
そのなかに2020年3月にラストランをむかえた80形復刻塗装の
700形車両やいろいろと見るべきものがありました。
よろしけれは続きをどうぞ
2020年お正月に初詣記念印帳をもって京阪大津線に乗車してから
ほとんど乗る(撮影する)機会もなく。
長く走ってきた80形復刻塗装車両の運行終了の話題が伝わってきました。
復刻塗装の発表に驚き、長らく走ってきて
いろいろと普段の風景の一部となっていましたが
なくなるのは寂しい限りです。
最後の撮影会なども開催されたそうですがいずれも
参加出来る時間も無く、最後に普段通り運用していた土曜日。
小雨降る中、肌寒い一日でわずかに機会を見つけて石山寺駅で
列車を待つことにしました。
ここはなんとなくかつての三条駅に面影が似ていると
思うところです。
ラストランを目前に控えたころから、惜別の副標が取り付けられて
運行されていました。
惜別の副標
珍しく二枚(左右に)副標が掲げられていました。
石山寺駅にある「石山ともか」キャラクターと。
沿線でもう少し最後の姿を追いかけたかったのですが、
時間がそこまでなく。車内にはいって、80形車両の面影を見いだしつつ
私に残された時間を惜しみました。
唐橋前駅に到着。
在りし日の京津線の駅を思い巡らして眺めます。
ちょうど唐橋前駅を出発すると踏切があるので、
京津線御陵~京阪山科間にあった府道の踏切を思い重ねます。
今は昔。
こんな踏切がありました。
そんな思い出を思い返しながら電車は京阪石山駅に到着。
ここで見送らないといけないのがとても残念でした。
石山駅で見送った80形復刻塗装の700形車両。
もうこんなイベントが無いのかあるのかわかりませんが、
ここ10年の間で、特急色、80形色と復刻された車両に出会えた
ことは何ごとにも代えがたい貴重な期間でした。
追記
先日大阪方面の仕事からの帰り。
三条京阪から京阪山科駅まで路線バスに乗車して、コロナウィルス感染症の
影響で降りて桜並木をあることはしませんでしたが、路線バスの車窓から
花見をして、京津線の車両からもこんな光景が見えていたのかなと
考えていました。
三条京阪のバス停
東山三条
神宮道から蹴上にかけて上り坂を登っていく感覚は
懐かしいものです。
蹴上、インクライン跡の桜並木
京津線が走っていた頃の蹴上駅付近
蹴上浄水場のそばから九条山、日ノ岡と右に左にカーブして
バスの停留所案内の「日ノ岡」とは感慨深いものです。
日ノ岡付近の渋滞もこの日ばかりはさほど苦にならず。
大石道への右折車でバスの進路が塞がれるのも、京津線の
各停列車が立ち往生したのも今も変わらずだなと。
御陵駅からは京津線は専用軌道へ。
バスは府道を進みます。府道とJRが交差するところに
踏切がありました。
わずかなタイムトリップでここまで胸が熱くなるのかと
感動を新たにして京阪山科駅に到着。
バスを降りて京阪山科駅に向かうと
すぐに京津線びわ湖浜大津行き列車が到着したので、待ち時間なく
乗り換えることがこの日は出来ました。
再びこのような復刻塗装の車両が登場するのは難しいのかも
知れませんが、思い入れを語れる車両や路線であり続けてほしいです。
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