近鉄特急乗り納め~鮮魚列車に出会う
コロナウィルス感染症の影響で新しく写真はおろか電車にも
乗っていない日々が続いています。
さて、まだこんな影響になるとは思っていなかった2020年の1月。
近鉄特急に「ひのとり」デビューが間近となるなか、役目を終えていく
一般汎用特急車両が気になったので、3日間有効の近鉄全線有効の
週末フリーチケットを購入して、特急車両に惜別乗車してきました。
続きをどうぞ
出発は近鉄京都駅から
この日は、京都から大和八木、乗り換えて近鉄名古屋、
そのあとは鳥羽か賢島、折り返して近鉄京都へしまかぜに乗ろうかと
考えていました。
あとで考えると勘違いをしていたのですが、ひのとりデビューで
名阪ノンストップ特急に使用されているアーバンライナーの車両が
一般特急へ格下げ使用にすぐに変わってしまうと思っていました。
普段は立ち寄らない時間帯。
大和八木での乗り換えには、乗り換え指定列車よりも1本あとの列車へ。
売店で朝食のパンを買い求めて、ちょっと電車を見ようと。
名古屋方面行きホームに上がった途端に、赤い車体が見えたので
慌てて、大阪方面行きホームへ向かいました。
時間を調べた旅行でもなかったので、偶然出会って驚きました。
鮮魚列車もこのあとしばらくして車両の引退・置き換えが発表されました。
どういう理由だったのかは、詳細は知りませんが大阪方の列車には
運行標識板が使用されていて、この姿を記録する最初で最後の機会になりました。
この車両の一代前の鮮魚列車も偶然出会っていてこれも
撮影したのは一度きり。
大和八木駅で特急列車を待避するようでした。
私にはあまり馴染みのなかった近鉄電車ですが、小さい頃から読んで見てきた
鉄道の本には、よく掲載されていたオレンジに紺の近鉄特急車両とマルーン色
の通勤車両。ちょっと暗く映ってしまいました。
大阪上本町行きの特急列車が出発
続いて鮮魚列車が出発していきました。
ここで名古屋方面行きホームへ戻り、指定席券を購入したアーバンライナー
までしばらく待ちます。
ここで私の指定した列車が大和八木駅へ到着します。
近鉄名古屋まで乗車。大阪鶴橋を出発したら次は近鉄名古屋と思っていたのは
ずいぶんと昔のことのようでした。
大和八木を出発してからも、主要駅に停車していきます。
名古屋に近づくにつれて車窓にJR東海の関西線が寄り添ってきます。
私が乗った列車とピッタリ併走したJR関西線の列車に、見逃せない車両を
見てしまったので、近鉄名古屋に着いた!という感慨もなく、急いで
JR名古屋駅の入場券を買い求めて関西線ホームへ
JR東海の中では最古参となってきた211系電車の国鉄時代に製造された車両。
こちらの車両も数年後に新型車両への置き換えが発表されました。
JR東海にはこの車両を含む、4両編成2本の計8両しかないクロスシートの
車内設備
近鉄名古屋駅からJR名古屋駅までの連絡通路を知っていれば
もっと撮影する時間があったのですが、遠回りしてしまい。
気がつくともう車庫へ引上げて行くところでした。
もう見る次の機会はないだろうと思いながら見送ります。
ここから時間があってないような予定。
せっかく名古屋まで来ていたので、JR名古屋駅構内にある飲食店で
きしめんだけは頂きました。
思いがけない車両との出会いで、バタバタしましたがちょっと落ち着いて
再び近鉄名古屋駅へ。
2020年3月からデビューする名阪特急の「ひのとり」の
PR広告です。
私としてはオレンジと紺色の旧来の近鉄特急を見に来ています。
アーバンライナーが運転開始を始めた頃に乗車したことがあって
その時と定点比較できるのを楽しみ列車を待ってみました。
すぐに到着したのは、アーバンライナープラスでした。
隣に停車中の伊勢志摩ライナーの車両。
こちらは、伊勢志摩ライナーの営業開始前、デビュー時の試乗会に抽選で当選し
大阪上本町から鳥羽までの往復乗車した思い出のある車両です。
次に待ち焦がれたアーバンライナーが到着。
小学生だったころに、アーバンライナーに乗って名古屋駅に来たときと同じ
ところで定点撮影しようと思ったのですが、到着したのは8両編成。
登場したときは6両編成であったので、全く同じとは行きませんでしたが、
往時を思い出して撮影しました。
ひとまず自分で決めていた事は達成できて、あとはオレンジと紺色の
特急車両が来るのを待ちます。
下調べもなく、ただ単に偶然を待つばかりです。
しばらく待ってようやく、大阪難波行き特急としてやってきてくれました。
列車最後尾から、いろいろと看板と合わせて撮影していきます。
様子を眺めていると、行き先表示が回り始めました。
動画で記録すれば良かったかなと、気がついたときには遅かったです。
ここまできて、先頭大阪方の2両は新塗装の車両でした。
赤福の看板をみて引き返します。
大阪難波行き特急の発車時刻が迫ってきたようです。
特急列車の発車を見送ったあと、ホームでどの列車に乗ろうかをみていると
急行列車でも時間があまり変わらないことがわかったので、クロスシート
車両が連結された列車に乗車。
車内でウトウトしたりして、気がつけば列車の終着五十鈴川へ
お正月ダイヤなどでみる「五十鈴川」とは、どんなところなのかと
一目見たくてこの駅まで。
折り返しにのった列車は、三重交通の復刻塗装車両でした。
駅舎を見たくて、宇治山田駅にて下車します。
奥に止まっている特急列車の発車時刻を調べて、元々予約していた
しまかぜの特急券から乗車変更して、指定券を確保してから、宇治山田駅へ
伊勢神宮参拝のためのバスがホーム横まできていて、転車台が残っている
とテレビ番組で知って、見ておきたかった場所です。
良い雰囲気で発車を待つ近鉄特急をしばらく観察します。
乗車するのは最後の機会と思って。
名残惜しいのですが、発車時刻もあるので車内で待つことにします。
列車先頭の運転台を客室内より
車内にはいります
指定された座席の通路を挟んだお向かい。
テーブルを出してみます。
あとは来た道を戻るだけです。
鮮魚列車との出会いに驚いた大和八木駅へ戻ってきました。
ここで宇治山田からの特急列車をお別れです。
大和八木駅では、大阪線ホームから橿原線ホームへ移動し、
橿原神宮前からの特急列車で近鉄京都駅へ。
出発点に戻ってきました。
先行きが決まっていたために、新塗装に変更されなかった特急車両。
最後の力走を続けています。
コロナウィルス感染症の影響で今はどこにも出かけることの自粛が
求められていますが、このようは赴くまま、気が向くままにふらっと鉄道に
乗れる日が来ることを願っています。
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