阪急天六ビル解体始まる
2010年1月初めに解体の知らせに驚いた阪急天六ビル。
そうとわかればいてもたってもいられなくなり、2010年1月3日にまだ最後の
輝きを放っていた阪急天六ビルへ向かいます。
そのときあわてて写真を撮ってブログ記事にしました。
阪急天六ビル・新京阪 天神橋駅ビル解体へ~2010/1/13記事
しかし後で調べてみると、いろいろと見逃していることがあって後悔しました。
後に、とうとう阪急天六ビルの解体工事に着手されたことを知って
これが最後の機会かとおもって、2010年4月の連休中に見に行ってきました。
よろしければ続きをどうぞ
阪急天六ビル。これは新京阪天神橋駅でした。
先日発売された京阪電車のDVDにも触れられています。
さて、2010年1月に阪急天六ビルを訪れて、その後に見落としていたものとして
・スーパーマーケットの1階から2階へ通じる階段。
天神橋駅の旅客階段であってようです。
もうこれは解体工事に着手されてしまっているので、どうやっても見ることが
できず、ほかの皆様が記録された写真にて偲ぶほかありません。
・阪急天六ビルを見下ろす写真
これも調べているうちに、阪急天六ビルを見下ろす写真を撮られて
いる方が多くいらっしゃって、どうやって撮影したのだろうかと
調べました。思い当たる建物が見つかったので、訪れました。
住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館
思っていた通り、ちょっと撮影する構図は限られますが、思惑通り
阪急天六ビルを見ることができました。
ずいぶんと前置きが長くなりました。
ここから阪急天六ビルを見ていきます。
大阪くらしの今昔館からみた阪急天六ビルです。
印象的なガラス越しから見ます。
下から見上げるには限度のあった阪急天六ビルの屋上にある
建造物の飾り。ここからではよく見えます。
ガラス越しに阪急天六ビル/新京阪天神橋駅の最後の姿を目に
焼き付けます。
2010年1月になぜ、この場所に気がつかなかったのだろうかと
思いました。解体工事のための準備が進む中、かろうじて阪急天六ビルを
見ることができました。
さて、大阪くらしの今昔館をあとにします。
やはり足が向くのは阪急天六ビルの裏側。
こちら側はもう工事用防音壁などの準備がかなり進んでいます。
祠の周りの木々がまだ青々と茂っています。
しかし、これらの木々にもう次の季節が来ないことに悲しくなります。
カメラを望遠側に目一杯伸ばして祠の様子です。
静かに手を合わせて阪急天六ビル/新京阪天神橋駅とお別れです。
ここで、現在の阪急千里線が地下の天神橋筋6丁目駅へ入っていく
ところを見に行きます。
阪急千里線・地下鉄堺筋線の工事が進んでいくにつれて、
元々の新京阪線の線路は、天神橋駅からこのあたりまで仮設の
単線高架橋となっていました。写真で見える線路左手の側道部分で
あったようです。
線路跡に建設されたと思われる間口の狭い建物が見えます。
この線路をまたぐ歩道橋。
振り返ると地下へ進む電車が見えます。
ここまで見て、立ち去りがたいものもあります。でも天神橋駅跡から
お別れすることにします。
阪急・地下鉄天神橋筋6丁目駅。
阪急千里線か地下鉄堺筋線のどちらのものかわからなかったのですが、
線路の起点をしめす「ゼロ」キロポストを見つけました。
小学生のころに父に買ってもらった阪急電車京都線の駅の本
「阪急電車駅めぐり 空から街と駅」
天神橋筋6丁目駅のところです。
新京阪天神橋駅時代の祠です。
この本以外にもいろいろと書籍を調べました。
その中に「天神橋駅、P-6の電動発電機の音が鳴り響き、重厚な感じがした・・・。
という内容の記述を見つけました。
2010年春の阪急正雀工場の一般公開。
動態保存されているP-6が電気が入って活きている状態です。
P-6が活きている音を聞いてきました。このような音が天神橋駅に
鳴り響いていたのでしょうか。
いろいろと新京阪天神橋駅を見てきました。
もうこれで多分、天神橋筋6丁目を通ることがあっても
地上に出ることはないだろうと思います。
長々とお付き合いくださいましてありがとうございました。
住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館を見学した
様子はこちらからどうぞ。
大阪くらしの今昔館~住まいのミュージアム 2010年5月15日記事
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トラックバックを送っているブログ記事です。
天六阪急ビルのいま~近代建築青空ミュージアム Kayoさん
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コメント
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» 天六阪急ビル これからも [近代建築青空ミュージアム]
毎日天六阪急ビルの現況が気になっていました。
ダイビルと同様なかなか足を運ぶ気になれませんでした。
導かれるようにして行きました。
いつも向かいのビルの地下からエスカレーターで上がっていき、茶色いビルが見えてくると大きな安心感に包まれますが、今日初めて茶色が見えませんでした。
[[attached(1,center)]]
前回来た時から何ヶ月も経っているので、せめて、駅構内の遺構だけでもみることができたら、という気持ちで行きました。するとそのように、茶色、れんが色は..... [続きを読む]
たけひろさんこんにちは。いつもありがとうございます。
あれから、天六へは行かれましたか…
先日訪れて涙がとまりませんでした。
この建物を心から思ってくださっているたけひろさんにお伝えしたくコメントさせていただきました。
トラックバックさせていただこうと思ったのですがうまくいきませんでしたのでURLを書かせていただきたいと思います。
よろしくお願いします。
http://blogs.yahoo.co.jp/kay31527/33117586.html
投稿: kayo | 2010/07/15 11:17
kayoさん、こんばんわ。ようこそお越しくださいました。
天六へは、5月に訪れて以来その後を見るのが怖くて
訪れずに時間が過ぎています。
お知らせいただいたkayoさんの記事を拝見しました。
シートで覆われてしまった天六ビル。
天六ビルが最後の力を振り絞って、建物の生い立ちを
伝えようとしている姿をもう一度自分の目でも確かめたいと思わずにいられない気持ちになりました。
kayoさんにはいろいろと大切なことを教えてくださりありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたいます。
追伸:トラックバックきちんとできております。設定の都合上、承認制となっていました。トラックバックありがとうございます。
投稿: たけひろ | 2010/07/15 22:27
ご覧頂いてありがとうございます。
たけひろさんも建物からのメッセージを受け取られていて感動しました。
私も、天六ビルがいまの姿を見てほしいと言っているように思えました。
今日、図書館で「阪急電車駅めぐり」の本を借りました。すてきな本を教えてくださってありがとうございます。
トラックバックのことありがとうございます。
こちらでは表示されていないのですが成功しているようでよかったです。
これからもよろしくお願いします。
投稿: kayo | 2010/07/15 23:29
おはようございます。
阪急電車の本があるとは、素敵な図書館ですね。
鉄道の駅もここ数年で音をたてて崩れていくように、移り変わりが早いです。
今まで、残っていたからと安心してはいられないです。
これから建物に向かい会う時は、これまでよりもゆっくり、しっかりと記憶にとどめて行きたいと思います。
kayoさんには、こちらこそ、いろいろな書籍も教えていただいています。
またいろいろと教えてください
投稿: たけひろ | 2010/07/16 07:02