御料車~知られざる美術品~ 鉄道博物館開館三周年特別企画展
2010年10月9日から2011年1月16日まで鉄道博物館にて
開館三周年特別企画展「御料車~知られざる美術品~」が開催されています。
先日、関東方面へ出かける機会がありましたので、帰り道に訪れました。
よろしければ続きをどうぞ
埼玉・大宮にある鉄道博物館。開館三周年記念として御料車の特別企画展。
何とか訪れたいと思っていたところに機会がめぐってきました。
出かけるときに購入した時刻表を見ると黄色のページに
東京~大宮間の新幹線自由席、埼玉新交通の切符と鉄道博物館の入館券が
セットになっている企画切符が発売されているのを見つけましたので、
東京駅で購入して大宮へ向かいます。
埼玉新交通の鉄道博物館前駅を降りたところで大きな展示に出会います。
鉄道博物館入り口までたどり着くのにいろいろ魅力的な展示がありますが
「御料車」の特別展に向けて進んでいきます。
入館してすぐに目にする案内
特別企画展は2階で開催されています。
企画展会場に入る前にとても気になるお知らせを見つけました。
御料車解説ツアーとあります。ぜひとも参加したくなりました。
時計を気にしつつ、特別展の会場に入っていきます。
会場内は撮影が禁止されています。入り口と出口の写真です。
出口で展示されているのは絹織物。川島織物の作品です。
特別企画展にて展示されている図版や装飾品の一部は鉄道博物館にて
販売されている図録に収録されています。たぶん図録に収録されている
だろうと思って、企画展ではしっかりと展示されている品々を見てきました。
確かにポスターどおり、鉄道博物館は美術館となっていました。
時間を合わせて、御料車解説ツアーに間に合うように集合場所へ向かいます。
集合場所は1号御料車前です。
私が訪れたときにもたくさんの方がいらっしゃって、締め切りぎりぎりでした。
1号御料車の車両。
さて、しばらく待ったあと諸注意事項の説明があったと、手荷物を預けてカメラだけを
もって御料車が保管・展示されているガラスケースの中へ入っていきます。
車両が保管されているケース内に入って解説員の説明を聞きながら
進んでいきます。
ここでの見所は重厚な扉
印象的な形をしている換気用の器具と明かり取りの窓
室内天井の装飾
室内の座席です。
次は第9号御料車。
調理室が設けられた、食堂設備が整えられている車両です。
丁形をしているのは調理室の器具から出ている煙突です。
9号御料車の様子です。
外観は漆仕上げです。
室内の仕切り扉
室内の天井飾り
ガラスにいろいろなものが映りこんでしまっていますが、
室内仕切り壁の絹織物の飾りです。鷹の絵です。
次は12号御料車
この車両の天井です。
室内の装備品。ソファーです。
本当はこういう、細かいところをもっと見たかったのですが
そんな時間はありませんでした。
前の方に必死についていきます。
最後は10号御料車
10号御料車は展望車となっています。
10号車の室内天井です。
室内の様子です。窓の上、欄間のところにも絹織物が設えられてします。
展望車。室内はソファーが並んでいます。
仕切り壁の飾りです。
もう一度室内の様子です。展望室側をみたところです。
御料車の外観。車両というよりも家具の装飾のような感じを受けます。
展望室との境目。
展望車の象徴。デッキはこんな様子でした。
展望デッキ部の屋根飾り。
列車の最後尾はこんな展望車がしんがりを勤めていました。
この10号御料車をみて御料車の解説ツアーは終了しました。
貴重な車両を間近で観察できることはとても勉強になりました。
鉄道博物館の開館三周年特別企画展「御料車~知られざる美術品~」は
こちらからどうぞ。
鉄道博物館の公式サイトです。
十分に御料車の品々に感動を覚えて鉄道博物館をあとにしました。
以下直接、鉄道博物館の展示とはことなりますが、
私が毎年お手伝いさせていただいている大津祭
郭巨山の見送り幕が平成15年に復元新調されました。
写真は宵宮での飾り品の展示。この年だけは旧来の見送り幕と復元新調の見送り幕を
飾りました。お人形の後ろにあるのが旧来の見送り幕です。
この復元新調の見送り幕を製作していただいたのが川島織物の皆さん。
このときに川島織物さんのお名前を覚えていて、復元新調に携わった方々から
皇室の織物などを手がけられていると伺っていました。
実際に現物をみてその凄さ、繊細さが伝わってきて、そんな作品と
私がお手伝いさせていただいている大津祭とつながることに不思議な縁を感じました。
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こんにちは!
私もこの特別展より前に鉄道博物館に行きました。普通の博物館や美術館に行くような感じで、2~3時間もあったら見られるだろう、と思っていたのですが、とても中身が濃くて、1日あっても足りないのではなかろうかと思うほどだったことが印象的です。
御料車の展示があるうちに、行けるかな…。
投稿: 喜撰猿丸 | 2010/11/23 22:45
喜撰猿丸さん。こんばんわ。
いつもありがとうございます。
鉄道博物館、本当に展示がすばらしく、
一日では私も回りきれないと思いました。
よって、今回は、この特別企画展だけに的を絞って
みてきました。
ただ、せっかくの御料車解説ツアーも写真のできは
いまいちなので、機会があればもう一度訪れたいと
思っています。
投稿: たけひろ | 2010/11/24 22:09