京阪特急 旧3000系 鳩マークがクラシックタイプに
平成25年春の引退が決まっている京阪特急の旧3000系車両。
2012年9月29日から、平成7年(1995)年の大規模改修前の雰囲気に、
往年のイメージに戻す改造が施されて営業運転に復帰しています。
美しい姿のうちに早く記憶にとどめておきたいと思って早速出かけてきました。
よろしければ続きをどうぞ
京阪三条駅の改札内に旧3000系車両クラシックタイプを紹介するコーナーが
出来ていました。
お披露目となった2012年9月29日の臨時快速特急の様子も紹介されています。
クラシックタイプの紹介です。
クラフトもありました。
私にとってクラシックタイプとの初対面。どこで撮影しようかと思っていましたが
出町柳駅へ向かいました。
カメラのファインダー越ししか見れないのが残念ですが、迫りくる姿に
感動を覚えます。
ヘッドライトがホームを照らします。
出町柳駅に到着した旧3000系特急車。C#3505です。
久しぶりに見る鳩マーク。
1700系、1800系、1900系と続いた狭窓の伝統。
曲面ガラスも京阪線では旧3000系が唯一のものとして永らく
頑張ってきました。
前面運転士側窓の下に戻ってきた金属の切り文字。
「5」が京阪の特徴ある「5」でした。
車内に入ります。この窓からみる京阪線の車両は、やっぱりこの色が
しっくりきます。
出町柳駅の柱に映る京阪特急色。
旧3000系特急車内に一度も座席指定車両としては使われることが
なかったのですが、座席番号を記したプレートが付いていました。
そのプレートがこの度、復活しています。
出町柳駅で乗車した旧3000系特急車。
次に撮影したいポイントは決めていたのと、もうゆっくりと京阪間を往復する機会も
少ないであろうと思い、まっすぐに淀屋橋へ向かいます。
京都地下線から出てすぐのJRの橋梁。
静かな旧3000系車内。
予期せぬことに、京橋駅でも従来からの通勤色の車両が旧3000系車内
より眺めることが叶いました。
京橋駅出発後、8000系とのすれ違い。
まもなく、大阪地下線へ入っていきます。
私自身、久しぶりに来た大阪・淀屋橋の4番線。
4代目おけいはんの大きな広告ポスターと共に撮影するのが
なんとしてでも撮っておきたい構図でした。
ここで、やっと車両中心に撮影します。
小さいころから読んでいた山と渓谷社から発行されていた
ヤマケイ私鉄ハンドブック11「京阪」
この中に出てくる写真と同じ構図で再び自分の手で撮影できるとは
夢のようでした。もっとも、後で本と照らし合わせると少し異なっていました。
続いて、最後尾車両へ向かう道中。こちらも旧3000系とあわせて撮っておきたかった
淀屋橋駅の階段案内表記です。
テレビカーと共に。
淀屋橋でも旧3000系曲面ガラスを中心に撮影しました。
もう、3000系特急車が窓を開けて運転されることはないのかもしれません。
昔の写真を見ると気候が良いと窓を開けて走行していることがあって、駅ではホーム
からでも係員さんが窓を開け閉めできるように金具が付いていました。
大阪方の先頭車です。
大阪方がMc車なのはもう旧3000系しかないのかなと思ってみていました。
淀屋橋駅を離れてゆきます。
慣れ親しんだ大阪城公園を眺めます。
車窓左手には天王山が見えてくる淀駅付近を走行中の車内です。
子供のころには、窓からくいるように見ていたはずの列車先頭部。
旧3000系特急車の窓から見る車窓の数々です。
ちょっと試してみたかった構図です。
京都地下線に入ってゆくところです。
三条では必ず一枚は撮影しておきたかったので、ここで下車しました。
まだ、この日はずっと旧3000系特急車との記念撮影を試みて、
今度は中書島駅にて待ちます。
入線してくるところです。
中書島駅に停車する旧3000系特急車。
ここで、鳩マークの記念撮影。
「3006」号車。
運転士さんもホームの安全を確認されていらっしゃいます。
中書島駅を発車して行きます。
ホームを離れてゆきます。
後部からもホームの安全を確認されています。
探して出てきた平成7年の大規模改修後の7連時代の3000系。
このときから、永らく8000系のイメージのような鳩マークになっていました。
今から見ると、なぜ「ミシガン連絡」の副標が付いているのにきちんと
撮らなかったのだろうかと後悔しています。
この写真が初めて八幡のカーブのところに行った想い出の一枚です。
この当時、連絡する京津線浜大津行きの準急にも同じ副標が付いていました。
京津線準急の副標も撮影したのかこの一枚が最初で最後です。
本当に、今の撮影する視点を持ってこの当時に帰りたいものです。
最後は話がそれてしまいましたが、
クラシックタイプに変わった直後で美しい姿であった旧3000系。
残された時間は少ないものですが、出来るかぎり記憶に残る写真を
たくさんとっておきたいと思います。
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はじめまして。自分は深く入り込んだマニアではありませんが、主に昭和な物件と旧車が好きで動画編集もしております。
さて、先日緊急特別取材として京阪旧3000系クラシックを編集しましたが、このブログの素晴しい撮影アングルが大変参考にさせていただきました。
特に伝統的な小窓が並んだところが美しく、それに淀屋橋駅の「3号階段」の古めかしい行灯や「おけいはん」の広告と2ショットのポイントが貴重な参考にさせていただきました。
こちらも動画にて完成させましたので、よろしければこの駄作をご覧になってください。
http://www.youtube.com/watch?v=RMaogl0kTiQ
幼い頃から美しい思い出のある旧京阪3000系、引退とは激に悲しいお話ですね・・
いろんなヒントを本当にありがとうございました!
投稿: にしき企画京都出張所 夕月錦 | 2012/10/12 15:24
にしき企画京都出張所 夕月錦 さん こんばんわ。
コメントありがとうございます。素敵な映像作品、拝見させていただきました。
本当にすばらしく、私の写真が少しでもお役に立ててれば、とても光栄に思います。
旧3000系への愛情が伝わってきて、胸が熱くなりました。
最後にこんなに思い慕われる車両がなくなるのは本当に残念です。
これからの日々の姿もずっと見守って行きたいです。
これからよろしくお願いいたします
投稿: たけひろ | 2012/10/12 22:31
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
投稿: 履歴書の書き方 | 2012/12/23 14:52
履歴書の書き方さん コメントありがとうございます。
少しでも京阪旧3000系特急車の魅力が伝わって
もらえればいいなと思って記事を書いています。
またよければお越しください。
投稿: たけひろ | 2012/12/24 15:51