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2015/04/29

企画展 江若鉄道の思い出~大津市歴史博物館

2015年3月7日から4月12日まで大津市歴史博物館にて
企画展「江若鉄道の思い出」が行われました。


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会期中は大盛況だったみたいです。
企画展にあわせて行われるれきはく講座も江若鉄道に
あわせたものが3回も実施させるなど、すごい熱意と
熱気に包まれた企画展でした。


いろいろな思いがつまった「江若鉄道の思い出」
惜しくも会期期間は終わってしまいましたが、企画展の
様子を残しておこう思います。


企画展「江若鉄道の思い出」
発表されたときは、一年後だったのを知らずに慌てすぎて、
2014年の3月に歴博へ行ったのもいい思い出です。


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サンライズ出版で「江若鉄道」に関連する書籍の発刊予定案内が
出版社さんがから発行される冊子に長らく掲載されていたものの、
最新刊少し前辺りから、予定が亡くなってしまっていて、ちょっと
心配していたのですが、この企画展にあわせて図録の性格も
持たせて出版されました。


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企画展会期より少し先立って発行されました。
大津市歴史博物館にて購入するときには、オリジナルペーパークラフト
がプレゼントされています。


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書籍も購入し、企画展が始まるのを心待ちにしていました。


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駐車場が満車になるなんて思いつつ、会場へ。


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エントランス前の柱にあるポスター。


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入ってすぐに三井寺下駅、機関区などの
江若鉄道の中枢部の鉄道模型レイアウトが目に入りました。


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入館券を求める列も出来ていました。


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シアターの映像も見たかったですが、気持ちは2階の企画展示室へ


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2階へ向かいます。
展示室会場の入り口です。


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後から、学芸員さんにご説明いただいて、このパネルの
凄さがわかりました。


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会場内、ありがたいことに展示の一部が撮影可能となっていました。


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浜大津駅の模型など、江若鉄道の拠点となるところが
模型で再現されています。


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こちらは、現在の地図に江若鉄道の路線を書き記したもの。
この地図も撮影可能となっていました。


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浜大津から近江今津まで。


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江若鉄道の跡地がJR湖西線に転用されたことは
よく知られていますが、意外と江若鉄道とJRが離れているところも
ありました。


この企画展、あとで何度でも足を運ぶきっかけにもなるのが
皆さんが持っておられる江若鉄道の思い出をメッセージカードに
残していくイベント。


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企画展の会期初めでは、書籍にも収録されたメッセージがタイプ打ちされて
展示されていましたが、会期が進むに連れて、様々な思い出が
いろんな筆跡で、思いを込められて綴られるエピソードが日に日にたくさん
寄せられるのがとても楽しみでした。


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本当に地域の人々に愛されて生活に密着していた事が伝わる
メッセージばかりです。
最終日にはもう、掲載するところがないぐらいにびっしりとメッセージカードが
寄せられていました。

これだけ愛された鉄道が近くを走っていたのに、生まれてなかったので
見る事が叶わなかったのがとても残念です。


企画展に関連して毎回、開催されるれきはく講座。
今回は3回実施されました。
そのうち1回は平日だったのでどうしても参加できなかったですが、
運よく他の2回は参加する事が出来ました。


まずはそのうちの1回目。


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江若鉄道最後の2日間を追いかけられた福田さんのお話でした。


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瞬きするのさえ惜しいぐらいの講座時間、記録と記憶の大切さを
身にしみる話に耳を傾けていました。


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企画展、江若鉄道の思い出に関する
れきはく講座3回目は大津歴博物館の木津さんのお話でした。


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会期中、最後となるれきはく講座も満員で大盛況でした。
本当に、鉄道の写真も撮りっぱなし出なくて、記憶を記録として
まとめておかないといけないのだなぁとここでも改めて思いました。
が、まだ行動には移せていません・・・。


3月から始まった企画展「江若鉄道の思い出」も
会期が残り少なくなってきました。


どうしても撮っておきたい写真があったので
最終日は混雑するだろうと、その前日に会場を訪れて
模型の写真を中心に撮っていました。

これまでに見てきた鉄道雑誌に紹介された写真と
同じ様な構図でみてみたり、
出るかぎり現在との対比が出来るように心がけてみました。

浜大津駅の模型が中心です。
なので、実は江若鉄道というよりも、京阪電車との比較に
なってしまいます。


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このときはまだ大津堀が暗渠になっていなかったのかと
思ってみていました。今ではちょうど歩道橋がかかっているあたりです。

浜大津駅構内を見た様子。
こんな感じで見てみたかった・・・。


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江若鉄道の浜大津駅。
今ではちょうどバスターミナル辺り。


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浜大津駅辺りの模型を見ていて、皆さん説明されるのが、
「ここが今のauで、あれがこれで・・・。」といったお話。


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残念ながらちょうど、江若鉄道の線路があったあたりに
歩道橋が出来ていますので、同じようには見ることは
叶わないのですが、現在の浜大津駅。


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三井寺方から浜大津駅に向かっていったところ。


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お店の入り口が変わっていますが、建物そのものは健在。


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商売されているお店は変わってしまいましたが、
建物並びは今と変わらないところです。


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最近の様子です。


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京阪電車の線路の様子はあまり変わっていません。


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多分、今の明日都浜大津の駐車場辺りから眺めたら
こんな雰囲気の写真が撮れるのだろうなと思いながら撮った一枚。


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模型でも再現されている松の木。


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いままで、気に留めていなかったですが、改めてみると
確かに木があって、江若鉄道があった当時からずっとあるのかと
感慨深いものがありました。


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この企画展会期中に惜しくもお店をたたまれてしまったのが
理髪店。


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さびしくシャッターが閉まってしまい、
あっという間にサインポールも無くなってしまいました。


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話がドンドンと江若鉄道から離れてゆきますが
この昭和40年代の浜大津駅の模型。
その約10年後から誕生した私にとっては唯一見た記憶がかすかに残る
京津線の浜大津駅。
見ただけで乗った記憶がないのが悲しいです。


こんな光景で見えていたのでしょうか。


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京阪電車の時刻表にも唯一掲載された1980年の浜大津駅


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浜大津駅の案内図です。
江若鉄道乗り入れを視野に入れて設けられたとも聞いたことのある
京津線浜大津駅。


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昔の時刻表に京阪京津線→石坂線への乗り換えは約3分かかります
との注意書きがありました。


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そんな当時は、京都三条から石山寺まで直通列車が走って
いました。


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最後はかなりかけ離れてしまったので、また再び江若鉄道に
戻ってブログ記事を終わりたいと思います。


江若鉄道から江若交通となってバス部門は今も健在。
営業所は堅田にあります。

江若バスの営業所でグッズ販売が行われています。


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ここで、ひとつ疑問点が。
京阪電車の沿線案内図


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坂本以遠は江若鉄道の路線が詳しく記載されていますが、
饗庭駅の手前にある駅の名前が右から読んで船木?


T_0206_0053


安曇~饗庭駅の間にありそうなんですが、今回の企画展に
あわせて出版された書籍を読んでも、思い当たる駅はなく。

また調べるテーマが出来ました。

最後になりましたが、
企画展の会場前にあったのは
このサボを展示するのにふさわしいステージがないかと
思って、所有されている方が客車の車体と同じパネルを
制作されたと学芸員さんから伺いました。


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そんないろいろな人の熱意や思い出に包まれた
企画展「江若鉄道の思い出」
会期中何度も足を運んでもその都度新しい発見のあった企画展でした。


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コメント

楽しく読ませていただきました。
高校の時、文化祭で江若鉄道の歴史を調べた私ですが、この企画を知ったのは
終了後でした。とても残念ですが、写真で楽しませてもらいました。
江若鉄道に乗ったことはありませんが、幼少の頃、その線路跡が浜大津に残っていたのは覚えています。正確には国鉄の線路跡、でしょうか。私の母は若いころにマキノにスキーへ行くのに乗ったことがあるそうです。
京阪浜大津駅(三条方面)も懐かしです。京都や大阪から帰ってきた時、浜大津止まりを降りて、石山寺駅に乗り換えるべく横断歩道を走ったこともしょっちゅうでした。
石山寺発浜大津(東口)行きという電車があったことも知る人も今は少ないですね。ポール時代は知りませんが、昼間に80型が浜大津に来ていたこと、両運転台の260型、使われない方の運転台も機器が残っていたのは覚えています。
ありがとうございました。

K2さま コメントありがとうございます。
貴重なお話しを教えていただいてありがとうございます。

私は浜大津駅が統合される前の姿を辛うじてというか
かすかに覚えている程度なので、多くの利用客で賑わう
浜大津交差点の様子などは写真で偲ぶほかなく、
実際にご覧になった皆さんの思い出話しに耳を傾けています。

また何かの折に、お話しを聞かせていただければ幸いです。
ありがとうございます。

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