南海6000系登場時復刻と現行色の撮影会~小原田検車にて
2024年3月2日
南海高野線の全車両が所属する御幸辻~橋本駅間にある
小原田検車にて、6000系撮影会が開催されました。
6000系ステンレスカー撮影会の様子
続きをどうぞ
南海6000系ステンレスカー
1962年に登場し高野線河内長野までの平坦線の主力として
長年活躍し、河内長野~橋本駅間の複線化が完成すると
難波~橋本間の各列車に活躍しています。
後継の8300系が登場し徐々に数を減らしていく中、
1994年の関西国際空港の開港により、南海電車が緑色カラーから
変わり、従来無塗装だったステンレスカーにもオレンジとブルーの
ラインが追加されました。
その姿のまま引退していくのかと思われましたが、コロナ禍で
引退する年度が延期となり、その中で登場時の無塗装に復刻される
こととなりました。
2023年の夏だったか、発表があってそのときにも撮影会が開催されましたが
すぐに定員となって申し込めず。
2023年秋にコロナウィルス感染症の影響で長らく休止されていた
千代田工場の一般公開、南海電車まつりが復活開催されて、そこで
ようやく復刻6000系の姿を見ることが出来ました。
そのときの様子はこちらから。
https://takehiro-tanimoto.cocolog-nifty.com/blog/2023/11/post-8f2ab8.html
ここで記念グッズを買ったものの、撮影ははまたの機会と思っていたところ
現行色との2編成が並んだ撮影会が南海ぶらり旅とで実施されるとあって、今回は
申し込み時間に待ち構えて機会を逃さずに申し込みしました。
受付の書類を忘れずカバンにしまって出かけた2024年3月2日。
撮影会は午前と午後の2部制。
私は午後の部に申し込み。河内長野より先の区間に久しぶりに乗車するので
集合時間よりかなり早めに出かけます。
17mのズームカーの急行なら、難波からいつも混雑していた印象
でしたが、季節や時間からか、快速急行列車はずいぶんと空いていました。
三日市町~美加の台間の車窓。
単線(旧線)から切り替わった時の様子をいつも思い出す光景です。
橋本駅に到着。
JR(国鉄)との共同駅から変わって南海単独の改札、通路が出来て久しいのですが
その橋本駅になってからは、あまり利用する機会が少なく。
JR橋本駅もみどりの窓口や集札窓口が閉鎖されて寂しくなりました。
早めに来ていたので、なんば駅で買っていたおにぎりを持っていて、
紀ノ川沿いの公園で食べることに。
橋の近くまで行く時間は無かったですが、ちょっと遠目から
紀ノ川を渡る、特急こうや号や普通列車を撮影していました。
橋本駅近くまで戻るのにいろいろと散策。
JR和歌山線の列車を撮影。
南海の橋本駅に戻ると、天空が止まっていました。
いつかは、というか早めに乗車しないとと思いながら
機会を作れていないので、どうにかしたいところです。
高野山側から、橋本止まりの列車が到着。
今回の撮影会会場、小原田検車へは、この2300系新造記念の試乗会で
列車に乗ったまま小原田検車へ入線し、撮影会が開催されたときに訪問して
以来の私には2度目の機会です。
御幸辻駅へ向かうのに、なんば行き急行へ乗車。
御幸辻駅に下車するのはあまり機会がなかったです。
私の中では、高野線は御幸辻駅から橋本駅間が単線で残る姿が
一番記憶に残っています。
その割には、面影が無いのかと御幸辻駅周辺を散策しましたが、
国道371号線バイパスが出来ていて、大きく変わってしまって
分からずじまいです。
御幸辻駅から小原田検車までは徒歩しかアクセス無く。
国道371号線バイパスを歩いて行くのみです。
自動車では何度も通っていますが歩くのは初めて。
撮影会の主役6000系も見えてきました。
小原田検車の入り口が近づきます。
小原田検車の詰め所
受付を済ませてから撮影会開始まで、かなりの時間がありました。
撮影会と合わせて開催される部品入札の即売会などがあり
見学の時間に充てられていました。
入札方式となった部品販売品の品々
南海線の難波~みさき公園の普通列車運行標識板の
裏側は、難波~樽井の普通列車の標識板でした。
撮影会開始を待つ間に見ていたのは現行色の6000系8両編成。
営業線をなんば行き特急こうや号が通過していきます。
撮影会場に6000系が2編成いるのですが、営業線でも6000系が走っています。
さて撮影会が始まるところで、注意事項などの説明を受けます。
説明を受けたところで驚いたのは、現行色の6000系は8両編成。
登場時の無塗装復刻6000系は6両編成ということで、
撮影会初めは、高野山側からの撮影。現行色の6000系8両編成を
移動させて先頭車を並べるという配慮がありました。
そんなことまでするのかと驚きました。
ずっと方向幕が回送のままで進むのかと思い、千代田工場の一般公開では
撮影出来なかった構図で撮っていました
方向幕を回す事となって、どの表示にとなるのですが、この撮影会では
声の大きい人の意見がとおっていた感じでした。
6000系復刻車の一線隣にとまっていた6300系車輌
この日は晴れたり曇ったりの時折小雪が舞う日でした。
急行橋本の表記を出しているときは、曇り空でした。
南海の方向幕が整備されるまでは、大きな円板の運行標識板が掲げられて
いて、この撮影会では所有されている方の標識板を取り付け。
午後の部は、準急行と区間急行の円板の運行標識板が持ち込まれました。
途中で運行標識板を取り替えて。
高野山側での撮影会時間配分が終わり、参加者を難波方へ移動を促して
集まったところへ、今度は現行色の6000系8両編成を再び移動させて
難波方の先頭車を揃えて、撮影会が始まりました。
難波方へ移動する途中に撮影した写真
6000系が冷房改造されるときに、建造当初に履いていた台車を交換するときに
一部の台車は、特急四国号で活躍した南海線1000系の台車を再利用していて
その台車を間近で見学出来ました。
難波方での撮影が始まります。
運行標識板は高野山方と同じ物が取り付けられています。
高野山側では見ることが出来なかった構図で撮影することが
出来ました。
撮影会も終了時間が近づいてきたので、
合わせて開催されていた部品販売会も見に行きたくなり、
撮影を切り上げることにしました。
良い撮影が出来ました。
復刻車には、南海電鉄の社章も旧の社章が取り付けられています。
高野線ではほとんど橋本~極楽橋間での活躍となってしまった2000系車輌が
構内入換作業を行っていました。
早春、この日予報された降雪もなく
撮影日和で有意義な時間を過ごせました。
御幸辻駅まで徒歩にて帰る途中。
小原田検車の小原田は「おはらた」と読むことを橋の銘板でこの日
初めて知りました。
難波行き急行を国道から見送ります。
御幸辻駅からなんば行き急行で帰宅の途につきます。
部品入札会では結果はどうなったかは見届けていませんが、
南海高野線の方向幕といえば、この表記と見たかったなとは思いながら
思い出にしまっておきます。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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